ANZUP:患者データを保護し、グローバルな共同研究を支える

製品:
ShareFile

課題

臨床試験で扱う機密性の高いゲノムレポートや患者データを、臨床医、研究チーム、海外の共同研究者の間で安全に送受信する必要がありました。

 

ソリューション

Com-XはANZUPと緊密に連携し、Progress ShareFileを活用した安全なファイル共有・外部コラボレーション環境を構築しました。機密情報を扱う組織のニーズに対応するこのソリューションにより、ANZUPは以下を実現しました。

 

結果

導入効果は、コンプライアンス対応にとどまりませんでした。オランダの臨床医は、暗号化されたゲノムレポートを受け取ることで、その情報の重要性を改めて認識しました。研究者は、所属組織のIT上の制約に左右されることなく、安全な外部コラボレーションを円滑に行えるようになりました。

 

事例の詳細

課題

  • 臨床試験で扱う機密性の高いゲノムレポートや患者データを、臨床医、研究チーム、海外の共同研究者の間で安全に送受信する必要がありました。
  • 患者情報の機密保持、GDPR、オーストラリアのデータ主権関連法令をめぐる規制当局の監督が厳格化する中、セキュリティが十分に確保されていない電子メールやSharePointを利用した従来の運用では、必要な要件を満たすことが難しく、データ侵害のリスクも高まっていました。
  • APAC進行性前立腺がんコンセンサス会議のような大規模イベントでは、ファイルサイズの制限に妨げられることなく、大容量の医用画像や動画を共有する必要がありました。
  • ファイアウォールや各組織のITポリシーによってSharePointなどの既存プラットフォームへのアクセスが遮断され、安全な外部コラボレーションに支障が生じることがありました。

科学研究に加え、患者データを適切に管理・保護する責任も担うANZUPにとって、高いセキュリティと信頼性は不可欠でした。

「データ主権とGDPRへの準拠が、ANZUPにとって譲れない要件であることは理解していました。私たちのアプローチは、ユーザーにとっての使いやすさを維持しながら、権限、可視性、セキュリティを全面的に管理できるソリューションを提供することでした」

ニック・クロス氏(Nick Cross)

マーケティング担当ディレクター at Com-X 営業

ソリューション

Com-X が提供したソリューション

Com-XはANZUPと緊密に連携し、Progress ShareFileを活用した安全なファイル共有・外部コラボレーション環境を構築しました。機密情報を扱う組織のニーズに対応するこのソリューションにより、ANZUPは以下を実現しました。

  • エンドツーエンドの暗号化:機密性の高い保護対象医療情報(PHI)を、転送時および保存時に暗号化します。
  • ロールベースのアクセス制御と権限設定:臨床医、統計学者、外部委託先がアクセスできる情報を、業務上必要な範囲に限定します。
  • 詳細な監査証跡:誰がファイルにアクセスし、ダウンロードや変更を行ったかを追跡し、安心感とコンプライアンス対応を支えます。
  • データ主権への対応:オーストラリア国内でホストされるサーバーを利用することで、規制要件への確実な準拠を支援します。
  • 使いやすいウェブベースのアクセス:病院や海外のパートナーとの連携を妨げていたIT上の障壁を解消します。

導入はスムーズに進みました。2週間以内にShareFileの機能が本格稼働し、オーストラリアとオランダで進行中の臨床試験に携わるチームへの導入支援とトレーニングも完了しました。

結果

ユーザーエクスペリエンスの向上

導入効果は、コンプライアンス対応にとどまりませんでした。オランダの臨床医は、暗号化されたゲノムレポートを受け取ることで、その情報の重要性を改めて認識しました。研究者は、所属組織のIT上の制約に左右されることなく、安全な外部コラボレーションを円滑に行えるようになりました。

重要なカンファレンスの開催時にも、ANZUPはShareFileを活用し、円滑な運営を維持しました。SharePointで予定されていた移行作業が行われている間も、ShareFile上のすべてのファイルに引き続きアクセスできたため、イベントを中断することなく継続できました。

導入によって得られた成果

Progress ShareFileの導入により、ANZUPは以下の成果を実現しました。

  • サイバーセキュリティの強化:患者データを保護し、GDPR、ISO規格、ICH-GCP E6R3ガイドラインへの準拠を支援します。
  • 事業継続性の確保:障害発生時にも、重要な患者データへのアクセスを維持します。
  • 時間の短縮:速やかな導入と、病院や国をまたぐ安全な外部コラボレーションの迅速化により、業務にかかる時間を短縮します。
  • コスト効率の向上:個別のIT回避策や、分断されたソリューションを構築・維持する必要がなくなります。
  • 安心感の向上:機密性の高い患者の臨床データが、常に適切な相手によって管理されているという確信を得られます。

ANZUPにとって、Progress ShareFileは単なる使いやすいプラットフォームではなく、信頼を支える基盤です。患者情報の機密性を保護し、国際的な共同研究を促進することで、人々の人生を変える研究の推進を支援しています。

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ANZUPがん臨床試験グループについて

ANZUPは、泌尿生殖器がんの研究と治療に携わるあらゆる専門分野の専門家や団体を結集し、質の高いがん研究を実施する、がん共同臨床試験の分野をリードする組織です。エビデンスが不足している領域や臨床上のニーズを特定し、泌尿生殖器がん分野の優れた臨床医や研究者と連携するとともに、幅広いコミュニティと継続的かつ効果的にコミュニケーションを図っています。

ANZUPは、Cancer Australiaを通じて、オーストラリア政府から活動基盤への重要な支援を受けています。

Progress ShareFileについて

現在はProgressの製品となったShareFileは、シンプルさと効率性を兼ね備えたソリューションです。使いやすいテクノロジーで、文書業務や顧客対応のワークフローを効率化します。業務の最適化とコラボレーションの促進により、顧客に一貫したデジタル体験を提供し、重要な業務に集中できるよう支援します。充実した暗号化機能とセキュリティ機能により、データ保護と生産性の向上を両立できます。

Com-Xについて

Com-Xは、デジタルワークスペースとサイバーセキュリティを専門とするオーストラリア有数の企業です。政府機関や企業に対し、コンプライアンス、業務効率、レジリエンスを強化するソリューションを提供しています。

専門分野には、安全なデジタルワークスペース、Essential 8に基づくサイバーセキュリティ成熟度の向上、SASEおよびゼロトラストアーキテクチャ、エンドポイント保護、データガバナンス、ワークフローの自動化が含まれます。優れた技術力と組織が抱える課題への深い理解を組み合わせることで、顧客の業務のモダナイゼーションと安全確保を支援し、将来のテクノロジーを安心して導入できるようサポートしています。

関連リソース

導入事例

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「私たちは、通常の電子メールではなく、安全かつ確実に、暗号化された形で、臨床医や研究チームにゲノムレポートを提供したいと考えていました。この情報は極めて重要であり、データ侵害のリスクを冒すことはできませんでした」

トーマス・キューシック氏(Thomas Cusick)

シニア臨床試験プロジェクトマネージャー兼データ管理責任者 at ANZUP

製品に関する詳細

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